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モクズガニとサワガニは食用となるが、肺吸虫症を引き起こす肺臓ジストマの第二中間宿主であるため、生や半煮えで食べるのは危険。 ちなみに第一宿主はカワニナ。 |
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モクズガニ Eriocheir japonica 夜の川、河口でよく見られる。ハサミの外側に毛が密生しており、フサのようになっているのが特徴。 上流ほど雌が多く下流ほど雄が多い傾向があるとの報告があるが、淡路では不明。 産卵は海に下って行い、幼生は海で育って川を上る。親ガニは産卵後海で一生を終える。
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サワガニ Geothelphusa dehaani 甲幅2.5cm程。淡水で一生を過ごす。雌は腹に卵を抱え、ふ化してからもしばらく子ガニを保護している。 2003.5 s |
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カクベンケイガニ Parasesarma pictum 甲幅2〜3cm。甲と歩脚はまだら模様。 河口で見かける。 2003.6 i |
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クロベンケイガニ Chiromantes dehaani 甲幅3〜4cm、脚に密生する黒く硬い毛が目立つ。 河口やその近くの湿り気のある場所に生息する。 2003.8 y |
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ベンケイガニ Sesarmops intermedium 甲幅3〜4cm、林の中にもいる。 アカテガニに似ているが、甲(こう)に切れ込みがあるかないかで見分けがつく。
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アカテガニ Chiromantes haematocheir 甲幅3〜4cm、甲の色は個体差が大きい。都会ではペットとして売られている。 7〜9月にかけて満月または新月の大潮の夜に大群で海辺に集まって子(ゾエア幼生)を放出する行動が有名。しかし、放出した子は24時間程度では淡水でも死なないため、山に棲むものは河口まで移動せず、川で放出していると考えられている。
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淡路島の生き物たち3