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日本にはトコブシ類を除いて4種のアワビがいる。この内、淡路島にはエゾアワビ以外のクロアワビ、マダカアワビ、メガイアワビの3種が生息している。その中で最も水揚げされているのがクロアワビである。 | ||||||||||
昼間は岩の下にいるので見えないが、夜には表面に出てきているものを見ることができる。移動速度は以外と速い。 | |||||||||||
クロアワビは10〜12月が産卵期で、雌雄とも生殖腺(卵巣、精巣)が発達する。左の写真は雌で、卵巣が殻からはみ出すほどに張っている。雌の卵巣は深緑色、雄の精巣はクリーム色であるため、この時期は雌雄の判別が簡単。 2002.10 |
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ふ化1日目。トロコフォアと呼ばれる浮遊幼生。外見からは貝とは想像できない。 | |||||||||||
ふ化3日目。ベリジャー幼生(約0.3mm)。生後5日間程は浮遊幼生として泳ぎ回っている。 この頃は巻き貝のような殻とフタ(写真矢印)を持っていて、脅かすとフタを閉じて身を守ろうとする。 |
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ふ化6日目。着底して這い回っている。 写真は向こうへ逃げて行っている所。カタツムリのような感じ |
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着底からさらに6日、平たくなって親に似てきた。殻は薄いため透きとおっている。 写真矢印は触角。 |
淡路島の生き物たち3