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メガネクモヒトデ Amphiura (Ophiopeltis) aestuarii
スナクモヒトデ科。
盤径6mm。腕の長さは盤径の12〜13倍。
腕の棘は4〜5本。
よく似た種にウデナガメガネクモヒトデ、ホソメガネクモヒトデがいる。盤のコーヒー豆の形に見える輻楯(ふくじゅん)が異なる。

2023.3 i
浅瀬の砂泥に潜っていた
クモヒトデの1種
イソコモチクモヒトデの若い個体か?
盤径1.5mmの小型種。腕は盤の2〜3倍の長さ。

2023.2 i
浅瀬の泥底地
ナマコの1種。
体長6cmほどか。体をくねらせて泳ぐ。
体は透明度が高い。

2022.5 y
夜、漁港の水面近くを泳いでいたもの撮影した。
クモヒトデの1種
盤径12mm。
盤の表は白色で縁がピンク色。
腕は途中まで橙色。
裏返すと盤の端が肉球のように膨らんでいる。

2021.11 y-so
紀伊水道を出た水深60mあたりを引く底引き網に入った。
 ◆ウミユリ綱
ニッポンウミシダ Oxycomanthus japonica
腕長18cmまで。腕は40本内外。
体は濃赤褐色で羽枝の先は橙色。
ウミシダはウミユリ綱に属し、棘皮(きょくひ)動物の中で最も原始的なグループ。
桟橋下の岩棚についていた。

2004.12 y
ウミシダの1種
上記のニッポンウミシダの近くについていた。
羽枝先端は白色。これもニッポンウミシダと思うが。

2004.12 y
トゲバネウミシダ?
桟橋下の岩棚に挟まった小石についていた小さなウミシダ。

2004.12 y
ウミシダの1種
腕長5cmほど。
湾内堤防の岩棚のすき間についていた。

2005.10 y
 ◆ヒトデ綱
マヒトデ Asterias amurensis
輻長10cm。胃を体外へ反転させて、大きな二枚貝の場合は菅足で殻を開き、体外でし消化しながら食べる。ヒトデ類は再生力が強く、腕を自切しても簡単に再生させる。
九州天草地方では、ヒトデを丸ごと煮て卵巣を食べるという。味の方は、カニ味噌のようともウニのようとも・・・。
ヒトデを食べる地方があると感心していたら、なんと「淡路島の漁村では大型で紫色をしたヒトデの一種の卵巣を自家用として食卓に供する」と書かれた本があった。いつの話だろうか。今も?

2013.1 i
大潮の干潮で干上がったメスが卵を流していた。真冬に産卵するのか。
イトマキヒトデ Asterina pectinifera
輻長5cm。糸巻き型なのでこの名前。砂地にも岩場にも住む。腕が5本の個体が多いが、4本や6本の個体もいる

2003.1 s

体表に呼吸器官の皮鰓(ひさい)を出している様子 2018.4 i

拡大。少し引っ込んでしまったので短めに写っている。
チビイトマキヒトデ Asterina minor
輻長(中心からの腕の長さ)20mmまで。
肛門周辺に環状の骨版隆起を持つ。
腹側(足、口がついている面。写真右)が白っぽい色をしており、トゲイトマキヒトデ、ヌノメイトマキヒトデと識別できる。
潮間帯下部の転石下に生息。

2011.5?
ヌノメイトマキヒトデ Asterina batheri
輻長25mm。
背は布目状。
浮遊幼生期を持たず直接発生で増える。
日本固有種。
磯の転石下で見かける。

2004.2 y
ヒメヒトデの1種 Henricia sp.
輻長約4cm。
腕は円柱形。
テトラポッドや岩場で見かける。

2003.12 i
エゾヒトデ?
輻長約30mm。

2004.2 y
アカヒトデ Certonardoa semiregularis
輻長(中心からの腕の長さ)80mm。
腕の断面は平たくなく丸い。
岸壁の水際水面下についていた。

2004.12 y
ヤツデヒトデ Coscinasterias acutispina
輻長30mm。輻長50mmほどになる。
8腕の個体が多いが6〜10腕。
体表には小さなイボ状の棘(きょく)が多数ある。
腕は根元から切れやすく、よく再生する。
タイドプールの転石下にいた。

2004.3 y
スナヒトデ Luidia quinaria
輻長10cm。
体色は褐色で、腕の中心線にそって黒色帯がある。
腕はもろく、ちぎれやすい。
砂地に生息する。
底引き網にかかる。

2003.11 s
モミジガイ Astropecten scoparius
輻長6cm。
体がモミジの葉形。砂泥地で普通に見られる種。
管足の先に吸盤はない。砂の上を滑るように移動していく。
底引き網によくかかる。

2005.12 y

写真は干潮の夜、海水浴場にいたもの。水深5cm程度。私が引っ張り出す前には体半分位を砂で隠していた→
体色は茶褐色〜灰青色
2010.11 yd
トゲモミジガイ Astropecten polyacanthus
輻長(ふくちょう:中心からの腕の長さ)7cm程度になる。
房総半島・相模湾以南、インド洋、西太平洋に分布。
腕の縁に上向きのトゲの列がある。

2006.2 s
 ◆クモヒトデ綱  棘皮動物門の中では最大綱。世界で2千種以上が知られている。
スナクモヒトデ科の1種
水深5〜8mの砂泥底にいた。ウデナガメガネクモヒトデ?

2008.11 yue
左:盤の表
右:盤の裏
クシノハクモヒトデ Ophiura kinbergi
盤の直径8mm程度。腕の長さ30mm程度。
内湾の砂〜泥底に見られる。

2010.4 y-d
盤の腕が出る所にクシ状にトゲが生えている 口部は★型
オオフサクモヒトデ? Ophiomastix annulosa?
盤径8mmほど。

漁港に投棄された漁網に複数見られた。

2009.10 y3
ナガトゲクモヒトデ Ophioplocus japonicus
腕の長さは50mmほど。
磯の転石下に生息している。
クモヒトデはヒトデ類に似た形であるが、蛇尾綱に属し、ヒトデ綱とは綱が違う。クモヒトデの特徴は、盤と腕がハッキリと区別でき、ヒトデと違って吸盤状の管足を持たないことである。
クモヒトデの幼生(種不明)

2005.4 y
ニホンクモヒトデ Ophioplocus japonicus
盤の直径15mm。
日本固有種。
タイドプールにいた。

2004.12 y
チビクモヒトデOphiactis savignyi
腕の長さ4.5mm。クモヒトデ類では少数派の6腕の種。クモヒトデには5腕の種が多い。
テトラポッドに生えた海藻の根元にいた。
この種は体を真ん中で割って増えていく。写真では上の3本の腕が小さく細い。これは分裂後に再生させたことによるものなのか。

2004.1 s
ウデナガメガネクモヒトデ
盤の径5mmほど。腕の長さは盤径の30倍以上になる。
腕の棘は5〜7本。
腕が非常に長く、最初、見つけたときはゴカイかと思った。
干潟の転石下にいた。

2006.3 i
クモヒトデの1種
腕の長さ15mmほど。
水深45mの砂泥底を曳(ひ)く底びき網にかかった。

2005.10 s
クモヒトデの1種
盤の径4mmほど。

水深4〜6mの砂泥底に何個体かいた。
腕には寄生貝ヤセフタオビツマミガイが3個体ついていた。この貝がミヤジクモヒトデにつくという報告があるそうなので、ミヤジクモヒトデだろうか?

2006.9 y
トウメクモヒトデ Ophiarachnella gorgonia
盤の径9mmほど。

2007.1 y
漁港の岩棚に捨てられたカニカゴの下にいた。
裏側 2019.2 y-d
 ◆ウニ綱
ムラサキウニ Anthocidaris crassispina
殻径5cm。トゲはある方向だけが長いことも多い。
アカウニよりも浅い所に生息している。
食用。

2003.12 i
シラヒゲウニ Tripneustes gratilla
殻径7cm。トゲは1cm程度で短い。トゲの色は白色〜橙色まで個体による変異がある。
暖かい海に多い種で、沖縄では養殖されている。
淡路では少ないと思う。

2008.11 yue
バフンウニ Hemicentrotus pulcherrimus
直径4cm。
このウニは外見で雌雄できると聞く。アリストテレスの提灯(ちょうちん)と呼ばれる口器周辺の管足の色が黄色っぽいのが雌で、白っぽいのが雄だそうだ。
水温8℃を切る中、殻径3cmの個体が放精していた。

2003.1 i
サンショウウニ Temnopleurus toreumaticus
直径4cm。
トゲの生え方がやや荒く、短い。
トゲはしま模様。

2003.7 s
ハリサンショウウニ Temnopleurus reevesii
殻径4cm。サンショウウニより深い所にすむ。
写真は底引き網にかかった個体。

2005.5 as
コシダカウニ Mespilia globulus
直径2.5cm。
背が高く、球形に近い形をしている。
トゲのない部分が5本すじになっている。

2003.9 y
コメツブウニ(殻) Fibulariella acuta
長径10mm以下。
殻はやや長く米粒形。トゲは微小。

2010.11 y-ud
横から見たところ→
ガンガゼ Diadema setosum
殻径5cm、棘長20cm以上。
棘は長く折れやすい。刺されると棘が入り込むので危険。
殻頂から先が橙色の肛門を突き出している(下写真)。

2004.12 y
ガンガゼの1種 アオスジガンガゼ?

2014.11 y?
肛門
ヨツアナカシパン Peronella japonica
殻径5cm。体は著しく扁平。
赤色で花の模様が目立つ。
砂、砂泥地に生息。
生殖孔が4つあるのでヨツアナの名が付いた。

2009.7 y
ハスノハカシパン Scaphechinus mirabilis
直径8cm。平たい。
砂地に多いウニの仲間。
砂に潜る。

2003.6 ka
進行方向があり、表の進行方向反対側には肛門(写真中央の白く写っている部分)がある 裏返すと中央に口が見える
スカシカシパン Astriclypeus manni
直径7cm程度でも高さ1cmもない扁平な体型。
体には5個の細長い穴が開いている。

水深5〜8mの砂泥底にいた。

2009.2 yu
ヒラタブンブク Lovenia elongata
長径5cm。
背面に長いトゲを散在させる。後ろの方にはない。
内湾の砂底に生息する。

2008.11 y

オカメブンブク Echinocardium cordatum
殻長4cm。砂泥の中に潜っていて、海底を撹拌している。底引き網にかかる。
砂泥底で最大深度25cmを撹拌する、と『海底の支配者底生生物 清水弘治』に書かれている。

左上
2003.11 s

干潟でも見かける。

左下
2017.5 y
干潮で干上がって、はい出してきた様子。カラスに食べられることもある。



上から見たところ
棘にオカメブンブクヤドリガイがついていることがある。右の個体には30個ほど貝がついていた
ミナミオオブンブク?
長径4cmほど。長径9cm前後になる。
肛門付近にチリハギ科の1種(2枚貝)がついていた。
←上から見たところ

2009.2 yue
横から見たところ→
ブンブクチャガマ Schizaster lacunosus
殻長5cm。砂泥に潜って生活する。
形が昔話でタヌキが化けた文福茶釜(ぶんぶくちゃがま)に似ていることからついた名である。

水深5〜8mの砂泥底にいた。

2009.4 yu
横から見た様子→
ブンブクの1種  ネズミブンブク?
殻長5cm。

2010.4 y-d
 ◆ナマコ綱
マナマコ Stichopus japonicus
マナマコには左写真のような黒い個体もいる。
右写真は赤ナマコと青ナマコ。一番右は稀に出現する白色固体(2019.3y)。
敵におそわれると、肛門から水肺などの再生出来る内蔵を出し自切する。
幼生期は右下写真のような姿でプランクトンとして浮遊生活を送る。

2003.1 s




ふ化翌日 ふ化10日 アウリクラリア幼生。全長0.9mm ドリオラリア幼生。全長0.4mm
フジナマコ Holothuria (Thymiosycia) decorata
体長10〜50cm。
体は堅くマナマコに比べザラザラとした感触。
水深0〜200m、浅海では礫(れき)帯にすむ。

山渓フィールドブックス8「海辺の生きもの」のニセフジナマコ(仮称)の写真はフジナマコの写真。

2010.12 y

体長15mmくらいか。
少し透明感のある白っぽい体に、橙色リングのイボ状突起を散在させてる。

2019.10 y-ai oi
泥底にいた。水深10数メートルか。
ゴカクキンコ
体長3cmほど。体は堅い。
底びき網にかかった。

2007.5 y

裏側の3つの角(カド)に足が2列ずつ並んでいる。
フクロナマコ
体長20mmほど。イボ足はない。
水深5m程の砂泥底にいた。砂から出すとまたすぐに潜っていく。

2006.9 y

触手→
イシコ
体長約4cm。
テトラポッドに生えるカジメ(海藻)の根に潜んでいた。

2004.3 s

体長6mmほど。
体には等間隔に毛が生えているよう。

2019.12 i
干潟にいた。
トゲイカリナマコ?
体長20cmほどか。

2013.4 y−s
砂干潟を掘ると出てくる。
ヒモイカリナマコ Patinapta ooplax
体長5cm。半透明。
砂に潜って生活している。
潮干狩りや、磯で転石を返したときに見かける。

2004.3 s
オキナグミモドキ?

水深50〜60mをひく底びき網にかかった。

2007.10 s
イモナマコモドキかその近縁種
体長10cmほど。
大阪湾を出た水深60m付近をひく底びき網にかかる。

2007.11 y
触手→
シロナマコの仲間(?)
体長5cmほど。
大阪湾を出た水深60m付近をひく底びき網にかかる。

2007.11 y
触手→

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