|
||||||||||||||
|
蛾(ガ)は尖っている。 また蛾と違い夜に飛ばない。 |
|||||||||||||
◆アゲハチョウ科 | ||||||||||||||
アゲハ(春型) Papilio xuthus ナミアゲハともいう。開張80mm(夏型は120mm)。 季節的に2〜3の型(春型、夏型、秋型)が明らかになっており、サイズと翅(はね)の色の濃さが違う。これには気温、湿度、食草が関係する。 左写真の個体は海岸に来ていたもの。近くに生活排水が流れていたので吸水か。
|
||||||||||||||
キアゲハ(夏型) Papilio machaon 開張120mm(春型は開張90mm)。 アゲハよりも翅(はね)の黄色が濃い。 幼虫はニンジン、ミツバ、パセリにつくが、ミカン科の葉も食べる。
|
||||||||||||||
モンキアゲハ Papilio helenus 開張110〜140mm。 山地に多く、活発に飛び花の蜜を吸う。赤い花によく来る。 左写真は海岸で撮影したもの。流れ込む川の水を飲んでいた。
|
||||||||||||||
カラスアゲハ(?) ミヤマカラスアゲハという似た種がいる。 2011.6 am |
||||||||||||||
ナガサキアゲハ(メス) Papilio memnon 開張110〜140mm。 南日本に多い。 この辺りで見られるものは、後ろ羽に尾状突起と呼ばれる尾のように突き出た部分がない。(日本の)南に行くと尾状突起のあるものも多くいる。 1824年にシーボルトが長崎で採集・発表した。 写真では羽の付け根の赤い紋でこの種の雌であることがわかる。 2003.10 u |
||||||||||||||
クロアゲハ Papilio protenor
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
アオスジアゲハ(夏型) Graphium sarpedon 開張70〜90mm。 翅(はね)の青いところには鱗粉(りんぷん)がない。 活発ではやく飛ぶ。 後翅腹部のへりの形と毛の有無で雌雄の判別ができる。 夏型は青い帯が春型よりも細い。 2003.8 s |
||||||||||||||
◆シロチョウ科 | ||||||||||||||
スジグロシロチョウ(夏型) Pieris melete 別名スジグロチョウ、ウスモンシロチョウ。 開張60。モンシロチョウより少し大きい。 林や谷沿いの日なたと日陰の入り交じった所に多い。 2003.7 i |
||||||||||||||
モンシロチョウ Pieris rapae 開張55mm。成虫は赤紫色に反応する。翅(はね)を動かす速度は1秒間に約9回。 幼虫はキャベツ、ダイコン、アブラナなどの葉を食うため害虫扱いされている。 2003.4 i |
||||||||||||||
ウスキシロチョウ Catopsilia pomona 開張70mm前後。 沖縄以南に生息するチョウで、本土には迷蝶として現れる。 複数個体確認された。 2010.7 y |
||||||||||||||
キチョウ(キタキチョウ) Eurema mandarina 開張25mm。 野原や林などに見られ、低いところを飛んでいる。 山道を歩いていると、草陰にとまっているものが飛び出してくることがよくある。 写真は日暮れ時、寝る場所を確保してじっとしている個体。 2003.8 i |
||||||||||||||
モンキチョウ Colias erate 開張50mm。日当たりのよい草地や畑でよく見られる。花にとまるときはピタリと翅を閉じる。複眼は黄緑色。 年に4、5回発生する。 2003.4 i |
||||||||||||||
◆マダラチョウ科 | ||||||||||||||
アサギマダラ Parantica sita 開張100mm。長距離を移動する渡りチョウ。 ひらり、ひらりと舞うように飛ぶ。飛んでいる姿は美しい。
|
||||||||||||||
◆テングチョウ科 | ||||||||||||||
テングチョウ Libythea celtis 開張48mm。 林のまわりや谷川の縁などにいる。 下あごのヒゲが長く、天狗(てんぐ)に見立てての名。
|
||||||||||||||
◆タテハチョウ科 | ||||||||||||||
キタテハ(秋型) Polygonia c-aureum 開張60mm。葉や路上によくとまる。 年4回発生し、成虫のまま越冬する。花、樹液を好む。 秋型はハネのまわりのギザギザが鋭い。 2003.10 s |
||||||||||||||
アカタテハ Vanessa indica 開張67mm。 成虫で冬を越し、冬でも飛ぶ。 雌雄、季節による模様や形の変化はほとんどない。 幼虫はカラムシやヤブマオなどの葉で巣をつくる。 2003.9 i |
||||||||||||||
ヒメアカタテハ Cynthia cardui 開張55mm。 春から夏にかけては少ないが、秋にはあちこちで見かける。 地面によくとまる。 2003.7 s |
||||||||||||||
ルリタテハ Kaniska canace 開張63mm。 林の近くを直線的に早く飛ぶ。 春はタンポポや桜の花、夏は樹液、秋はカキやイチジクの実などにくる。
|
||||||||||||||
イシガケチョウ(オス) Cyrestis thyodamas 開張55〜60mm。軽やかに素早く飛ぶ。 幼虫はイヌビワやイチジクなどにつく。
|
||||||||||||||
ゴマダラチョウ Hestina japonica 開張70mm。 エノキの周りを飛び、クヌギやヤナギなどの樹液にくる。
|
||||||||||||||
コミスジ Neptis sappho 開張45〜55mm。タテハチョウ科。 ゆっくりと舞う。幼虫はハギ、クズ、ニセアカシアなどにつく。
|
||||||||||||||
コムラサキ(オス) Apatura metis 開張65mm。 オスのハネは見る方向によって紫色に輝く。 成虫は5〜9月に出現。クヌギやヤナギなどの樹液にくる。 幼虫はヤナギ類を食べる。 2010.9 i |
||||||||||||||
ミドリヒョウモン Argynnis paphia 開張60〜70mm。 樹林やその周りに住む。各種の花にくる。 幼虫はタチツボスミレ、ツボスミレなどを食べる。 2009.6 ko |
||||||||||||||
メスグロヒョウモン(オス) Damora sagana 前翅長36〜40mm。 メスのハネは黒っぽくオスの色彩や斑紋と著しく異なる。 成虫は6〜7月に出現し、盛夏に夏眠し、秋に再び活動するので、初夏と秋に目につく。 各種の花を訪れる。 幼虫はスミレ類を食べる。1齢幼虫で越冬。 |
||||||||||||||
ツマグロヒョウモン(オス) Argyreus hyperbius
|
||||||||||||||
|
淡路島の生き物たち3