海・浜辺 魚(1)
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瀬戸内全体では500種以上、大阪湾では320種以上の海水魚が確認されている。
  1     

ノコギリヨウジ Doryrhamphus japonicus
全長7cm。
尾びれに黄色い紋が3つ。似た種にヒバヨウジあり。尾びれの模様が違う。

2024.1 y-n
湾内に沈められた魚録りカゴに2個体入っていた
トビウオの1種(幼魚)
全長3cm程度。

2023.9 y
漁港の水面下を泳いでいた。
あまりにも白く、穏やかな水面下では目立ちすぎていた。
クロアナゴ Conger jordani
全長1.4mになる。
マアナゴに比べ黒い。マアナゴが側線(体側に並ぶ白点)の上に更に白点が並ぶのに対し、本種にはそれがない。
夜、海でよく見かける。

2022.11 y-n
磯にいたのでバケツですくってみた
タカクラタツ Hippocampus trimaculatus
大きいものは全長20cmを超える。
冠状の突起は低い。鰓の下方(赤矢印)に突起がある。
背に暗色斑が3つ(青矢印)がある。下の写真では色が淡くわかりにくい。
体色は黄色から黒色まで個体により変異あり。

2020.8 y
夜、漁港の水面を泳いでいた。
ギンアナゴ Gnathophis heterognathos
全長45cm。小さ目のアナゴの仲間。
背〜尻鰭(びれ)の辺縁は黒色。
砂泥底に生息し底引き網によく入る。

2020.3 y-so
眼は大きい。
ブリ Seriola quinqueradiata
成長すると全長1mを超える。
標準和名はハマチではなくブリ。
成長につれて名前が変わる出世魚。地域によってそのサイズ別の呼び名は異なる。
淡路では小さい順に、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ。
写真はアジ釣りのサビキにかかってきた小型魚。ツバス以下のサイズなので「ハマチの子」と呼ばれていた。

2019.7 y
ミサキウナギ Scolecenchelys aoki
ミミズアナゴ属のウミヘビ。全長20mmほど。
胸ビレはなく、尾は黄色(写真下)。
2013.11 y 水深5mくらいの砂底に2個体いた。
ヨウジウオ科の1種
全長70mmほど。ヒフキヨウジ?
ヨウジウオの中では吻(ふん)が短い。

2013.10 y 湾内水深4mくらいにいた。
ウミヘビ科の1種
全長50cmほど。ホタテウミヘビ?
ウミヘビと名が付くものには、魚類と爬虫類がある。猛毒を持つのは爬虫類の方で、魚類は無毒。

2013.9s-so

底びき網に入った。水深5,60mからあげた影響か、眼に気泡が入ってしまった。
アカエイ Dasyatis akajei
体長1mになる。裏側の周縁が橙黄色なのが特徴。この色がないよく似た種にウシエイやイズヒメエイなどがいる。
尾にギザギザした長い毒針を持つ。その前方に1,2本の短いトゲを持つ個体もいる。写真の個体は短いトゲを2本持っていた。
毒針。ノコギリ状で刺さると抜きにくい。
この個体では10cmほどか。
毒針より前に付いていたトゲ。
この個体では2cm弱か。

2015.11 y
カスザメ Squatina japonica
全長2mになる。体は扁平。
浅海底に生息。肉食性。人を襲うことはない。

2010.3 ys
下あごの歯。1列に3本立ち上がっていた。
シロザメ Mustelus griseus
全長1m。
頭は縦扁し幅広い。体に斑点やシマのような模様はない。
似た種にエイラクブカがいる。エイラクブカは尖った歯を持つ。

2009.10 s-o
歯は扁平で敷石状に並び、サザエなどをかみ砕くことができる。2019.12 y
ドチザメ Triakis scyllium
体長1.5mになる。本州中部以南〜インド洋、オーストラリアに分布。
体には黒褐色の横じまがある。英名はBanded dogfish。
沿岸性で定置網にかかる。
由良ではフカと呼ばれる。普通に獲れる。

2005.2 y
シロシュモクザメ Sphyrna zygaena
成長すると全長2m台になる。
アカシュモクザメに似るが、頭部先端が凹むのがアカシュモクザメで本種は凹まない。
水面から背びれを少し出して泳いでいる姿を船から見ることがある。

2007.5 y-n
シビレエイ Narke japonica
体長25cm。40cmくらいになる。
左右の胸鰭(むなびれ)付近にある器官で30〜80Vにもなる電圧で発電し、敵やエサにする小魚・エビなどをしびれさせる。
水深60mをひく底びき網にかかった。

2005.12 y
コモンカスベ Raja kenojei
体長50cmになる。
産卵期は夏から秋。
底びき網にかかる。アカエイより味がよいという。

2006.2 y

眼→
ウチワザメ Discobatus sinensis
全長70cmになる。
名前にサメとつくがエイの仲間。胎生なので卵は産まない。

夜の漁港で全長15cmほどの小型魚がフラフラと泳いでいるのを何度か見かけた。同じ個体かどうかはわからない。漁師が捨てた可能性がある。

2006.4 y
ナルトビエイ
成長するとメスでは体盤長1.5m以上、体重50kg以上になる。
底生動物である貝類、甲殻類を主食とする。
1989年に長崎県五島列島で始めて確認され、1997年に瀬戸内海で確認された。
写真は底引き網にかかったもの。暴れて網をよじらせるので嫌がられる。

2003.11 s
コモンサカタザメ Rhinobatos hynnicephalus
体長70cmになる。
南日本、シナ海に分布。夏に6〜8尾の子を産む(胎生)。
サカタザメに似るが、背面に黒点からなる小さな輪状紋が多数散在することが本種の特徴。

底びき網によっくかかっているようだ。

2005.10 y
カンパチ(若魚) Seriola dumerili
全長約23cmの個体。成長すると1.5mになる。ブリよりも平たい。
両目の間に八の字に見える模様があることが名前の由来。若い個体ほどこのラインが目立つ。

2008.9 ss
カタボシイワシ Sardinella lemuru
体長30cmになる。
鰓ブタ後縁に黒色班があるのが特徴で、近似種のサッパと見分けられる。
日本では南方種。

2016.11 y サビキ釣りでマイワシに混ざってたまに釣れていた。
マイワシのように触っただけでウロコが剥がれ落ちることはない。 
マイワシ Sardinops melanostictus
全長20cmになる。
回遊性で春〜夏、沿岸沿いに北上し、水温が低下すると南下する。12〜7月に沿岸で産卵する。

ここ何年か淡路島沿岸ではマイワシの姿を見ることが少なかったが今年(2007年は大量に漁獲されている。由良では大型サイズの個体をオオイワシと呼ぶ。

2007.10 y
ウルメイワシ Etrumeus teres
全長約8cm。外洋の大きいものは30cmほどになるが瀬戸内海にいるものはせいぜい20cmほど。
眼には透明な脂肪の膜(脂瞼:しけん)があり、潤んだように見えることからこの名が付いている。
動物性プランクトンを食べる。

2007.9 y
カタクチイワシ Engraulis japonicus
体長13cm程度になる沿岸性の小魚で、水温20〜25℃のところに群泳する。
口は上アゴが著しく前方に突出しており、口を閉じると下アゴをおおってしまうので、片口といわれる。
成長が早く半年で成熟する。幼魚を煮干しにしたものをチリメンジャコ、ニボシ(イリコ、イリジャコ、、ダシジャコ)という。
マイワシと違い脂肪が少ないので煮食に適している。
左は夜、砂浜の浅瀬に群れていたもの。下はライトに驚いて砂浜に上がってきた個体。

2003.10 i
トウゴロウイワシの1種
全長7cmほど。恐らくトウゴロウイワシ。

漁港内に多くいた。最初はウルメイワシと思ったが、背ビレ(第2背ビレ)がしりビレよりも後ろにあるのでトウゴロウイワシの1種だとわかった。

2006.11 i
トビウオの1種(体長2cmほどの幼魚) 
アヤトビウオの幼魚か?
眼が頭の前の方についている。

2016.7 y 流れもや、漂流ゴミの近くを数匹かが泳いでいた。
トビウオの1種(体長2cmほどの幼魚)
ツクシトビウオの幼魚か?

2016.7 y 流れもや、漂流ゴミの近くを数匹かが泳いでいた。
トビウオの1種(体長1cmの幼魚)
ライトで照らすと夜の水面を円を描いて泳いでいた。4枚の大きな羽のようなヒレがよく目立つ。

2003.6 i
ゴンズイ Plotosus lineatus
体長10〜20mm。左写真は2、3cmの若い魚。
口のまわりにヒゲが生えている。背ビレと胸ビレに棘があり、毒腺を持つ。
成魚は単独で行動するが、幼魚は「ゴンズイ玉」と呼ばれる集団を作っている。
陸に上げるとグーグーと発音することから、由良では「ググ」と呼ばれる。


2020.11 i
ハモ(体色異常) Muraenesox cinereus
体長2m以上になる。上あごには縦一列に非常に鋭い歯が並んでいる(下あごにも歯がある)。
食べる場合は身にある骨が強いので、1、2mm間隔に皮を残して「骨切り」をしなければならない。梅雨頃が美味しい。
写真はアルビノではない、目の黒い体色異常個体。体は白色で一部黄色い程度。味は変わらないと思うが色が不自然なため気味悪がって食べる人はいない。私も去年、徳島県の漁協でこれと同じ白いハモをもらったことがある。「ハモいるか?」と言われ、「ハイ」と言ったら白だった。欲しいといてしまったので仕方なく引き取ったが、食べようという気にはなれず放流した。そこでは毎年何匹か白いハモが揚がると言っていた。

2004.6 f

マアナゴ Conger myriaster
全長90cm。
体色は、沖合の個体は灰褐色、浅海の個体は茶褐色をしている。
側線上に白点が等間隔に並び、その背面にもやや小さい白点列がある。
写真は岸壁下の岩場で餌を探していたもの。

2003.11 s


(写真下)マアナゴの幼魚
全長10cmの柳の葉状の幼魚(レプトケファルス)。春、イカナゴの中に混じって捕らえられる。無色半透明で水分が多い。「ノレソレ」「鼻垂れ」「シロイオ」などと呼ばれ食用として高価で市場に出る。飼育は非常に難しい。幼生は全長13cm位になると縮みはじめ、7cmでアナゴらしい姿になって再び大きくなっていく。

2000.3 s
ゴテンアナゴ Ariosoma meeki
全長60cmになる。
体色は淡灰褐色。背ビレ、尻ビレ、尾ビレの縁は黒色。
眼の後縁に上下2個の褐色斑点がある。
マアナゴに比べ味が劣るので漁獲しても捨てられることが多い。

2007.10 s
ダツ Strongylura anastomella
全長1mになる。左写真は全長35cmほどの個体。
沿岸性で水面近くを浮遊する。魚食性。初夏に沿岸の藻場で産卵する。
夜、漁港内の水面にいるのを見る。サヨリと間違って網ですくってしまったので焼いて食べてみた。サヨリの方が美味しい。

2004.8 i
ヨウジウオ Syngnathus schlegeli
体長30cmになる。
内湾のアマモの茂みに多い。
管状の吻(ふん)で小さな甲殻類を吸い込んで食べる。

2007.11 y
オクヨウジ Urocampus nanus
体長13cm。アマモの茂みに生息するヨウジウオ。
下あごにひげが生えている。
背ビレは肛門よりかなり後方にある。尾ビレは微小。
写真は内湾のオゴノリ、シラモ、アナアオサなどが生える岩棚にいたもの。アマモはなかったが複数個体見られた。

2005.8 s
タツノオトシゴ Hippocampus coronatus
体長8cm程度。海岸近くの藻場にすむ。
背ビレの軟条数13〜14。

内湾の海藻が多い所にいた。背ビレの写真を撮っておいたので本種と同定できた。

2007.2 y
サンゴタツ(?) Hippocampus japonicus
タツノオトシゴの1種。
左写真は35mmほどの若魚。内湾のアマモについていた。

2005.11 y
サヨリ(幼魚) Hyporhamphus sajori
下アゴが伸びて長い嘴(くちばし)となっている。湾内の上層を泳いでいる。4〜8月に沿岸の海藻に産卵する。寿命は1、2年といわれる。

2008.7 i

成魚→
2003.3 y

上が成魚で、その胃袋から食べられた稚魚が出てきた。
水揚げされた稚魚の拡大写真。



イカナゴ Ammodytes personatus
成魚(フルセと呼ばれている)全長12cm、稚魚(シンコと呼ばれている)全長4cm。淡路では春の訪れを感じさせるイカナゴのシンコ漁、今年は2月19日に解禁となった。この魚は歯と腹鰭がないのが特徴で、水温が15℃を超えると砂に潜って夏眠する。

2003.2 s

漁は4月頃まで続く。昨年12月中旬に生まれた稚魚が連日大量に水揚げされる。
アンコウ(クツアンコウ) Lophiomus setigerus
全長40cm。成長すると1mを超える。
体は円盤状の扁平型。
近似種にキアンコウあり。
外海に近い海域の砂泥底に生息。

2009.3 y
ハナオコゼ Histrio histrio
体長15cmになる。
海藻に隠れていて近くに来た小魚を丸飲みにする。
毎年夏場、流れ藻についているのを見かける。

2004.7 y


胸鰭はカエル手のように見える。
カエルアンコウ(イザリウオ) Antennarius striatus
全長13cm。胸ビレを使って海底を歩く。
2007年になって日本魚類学会が、「イザリ」が差別用語になるためカエルアンコウに改名した。

2007.10 s
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